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肌を白くする効果がある甘草に含まれるグラブリジンは、フラボノイド系の美白成分です。薬用の美白成分としての認可がなされていないため、表示上は保湿の効能がメインにされています。
メラニンの生成に働きかけるチロシナーゼ酵素の阻害や、強い抗炎症作用・抗酸化作用など、高い美白効果があります。目の周りや頬に左右対称にできたシミ(肝斑)に効果的です。
コウジ酸は、麹菌がグルコース等の糖を発酵させることによって生成される美白成分です。メラノサイトに作用してシミを生成するチロシナーゼ酵素の活性や合成を阻害して、メラニンの生成を抑えます。
日本では薬用美白成分として使用されていましたが、動物実験で肝がんを引き起こす可能性があるとの報告がなされたため、2003年3月厚生労働省の通達により薬用化粧品への使用が一旦中止されました。その後、化粧品メーカー各社による追加試験により、薬用化粧品としての使用は安全性上なんら問題がないことを証明されました。
メラニンの排出を促して、新陳代謝を高める効果もあります。
ナイアシンアミドは、肌の調子を整えて、肌を美白に導く効果がある成分です。
ビタミンBの一種で、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)を促進させることで、メラニンを含んだ古い角質を落す働きがあります。肌の免疫力を高めて、肌のうるおいを守ります。
肌に炎症を起こす作用のあるプロスタグランジンを抑える働きがあるため、肌を落ち着かせて、美白へと導きます。
マックスファクターの基礎化粧シリーズであるSK-Uが採用しています。
ハイドロキノンは強い漂白作用があり、古くからシミやそばかすの治療に使われていました。薬用美白成分ではありませんが、浸透性もよく、薬局や皮膚科では今でも処方されています。
天然由来の成分で、イチゴ、コーヒー、紅茶など様々な食品にも含まれていますが、決して安全性の高いものとは言い切れません。同じハイドロキノンでも強力なものは写真の現像液として使われるなど、子供や妊娠している女性には注意が必要です。
メラニンの生成に作用するチロシナーゼ酵素に働きかけて、メラニンの生成を抑える美白効果があります。
ブライトサッカライドは、肌にうるおいとツヤを与える効果がある成分です。
オリゴ糖から構成される糖類の一種で、高い保湿効果があります。細胞の1つ1つにうるおいを与え、角質細胞を包み込むことによって、光の反射率を高める効果があります。そのため、肌にツヤを与えて、透明感を出すことにより、シミを目立たせなくして肌を美白へと近づけます。
アルビオンが開発した美容成分です。
リジンは、正式名称を塩酸リジンといいます。
アミノ酸の一種で、角質細胞のタンパク質成分であるケラチンを作る働きがあります。
このリジンを肌に塗布しておくことで、肌にあるケラチンよりも先に酸化する習性があるため、肌自体のケラチンは酸化されないという、身代わりの作用があります。
肌がツヤを失う原因は、水分不足が一因することは既に研究によりわかっていますが、さらに、角質層にあるケラチンが紫外線や大気汚染により変性することも原因だとされています。そのケラチンを変性から守ることで、透明感のある肌をキープし、さらには肌を美白に保てるのです。
資生堂が開発した美容成分です。
角質層が生まれ変わる2週間を目安に使い続けると、効果を実感できるでしょう。
レチノールは、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)を促進させて、メラニン色素を含んだ古い角質の排出を手助けして、肌を美白に導いてくれる成分です。
美容皮膚科のシミの治療において、レチノールを強くしたレチノイン酸という薬用美白成分を用いますが、そのホームケア版と考えてよいでしょう。
シミに直接効果があるので、ポイント付けでたたくようにして肌になじませると効果的です。
もちろん、角質の肥厚であるくすみにも効果はあります。くすみ対策の場合は、ポイント付けではなく顔全体になじませると高い効果が実感できます。
以前は、医師が治療にのみ使用していたハイドロキノンという強力な美白成分に、糖をあわせることで安定化させたのが、アルブチンです。
メラニンをつくるチロシナーゼ酵素の働きを抑えるため、メラニンが過剰にできるのを防ぎます。水溶性のため、肌の奥に入りづらいという難点はありますが、その使いやすさと効果の高さから、美白コスメと呼ばれる商品の3割以上に採用されています。
コケモモや洋ナシなど自然界のものに含まれる成分で、天然由来であることも支持される所以です。以前は、資生堂だけがアルブチンを使用する特許を取得していましたが、近年主要な特許が切れたこともあり、競合各社も今後採用すると考えられている美白の顔ともいえる成分です。
エナジーシグナルAMPは、肌の基底細胞に信号を送り、新陳代謝を高めることで、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)を促す美白成分です。皮膚の表皮のターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促すと共に、メラニンの蓄積をおさえます。
メラニンは、メラノサイトが生成し、紫外線から皮膚組織や皮膚細胞の遺伝情報を守るための生体反応であり、このメラニンが過度に生成、蓄積されたものをシミ、そばかすと呼んでいます。これまで、シミ・そばかすを防ぐ美白成分はメラニン生成を抑制するものが主流でした。しかし、このエナジーシグナルAMPは肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促すことで、肌を美白に近づける新しい美白成分です。
また、この成分は、情報信号の物質として人間の肌細胞にも存在する物質でもあり、安全性も高いことも特徴です。肌の活性化を促す成分なので、美白の他にもしわやたるみにも効果があります。
大塚製薬が開発した美容成分です。
抗酸化作用がある物質ポリフェノールの一種で、イチゴやざくろ、ラズベリーなどにも含まれる美白成分です。
メラニンの生成に働きかけるチロシナーゼ酵素に作用して、メラニンの生成を抑えます。
その効果は高く、従来、医師の治療にのみ使用されていた強力な美白成分・ハイドロキノンと同等との例もあります。
1999年に認可された美白成分です。
美白成分には、チロシナーゼ酵素というメラニンを生成する元となる酵素に働きかけるものが多いのですが、このカモミラETは表皮細胞からメラノサイトにシミを作るように指令を出すエンドセリンという情報伝達物質をブロックする働きがあります。
このエンドセリンという物質は、シミの部分に多いためそのままシミが薄くなるという効果が生まれるのです。もちろん、伝達をブロックする以外にも、メラノサイトの生成を抑える働きもあり、相乗の美白効果が期待できます。
フチがくっきりとしたシミ(老人性色素斑)に効果があります。
m-トラネキサム酸は、2002年2月に認可された美白成分です。
シミの部分は、皮膚の中で常に弱い炎症が起こっています。このm-トラネキサム酸は、その皮膚内部で起こっている炎症に働きかけて、美白効果を高めます。また、シミの炎症部だけに効果があり、その周囲の部分には影響を及ぼさないことも特徴です。
丸くくっきりとしたシミ(老人性色素斑)や、顔の左右対称にできる肝斑、ニキビ跡の色素沈着など、肌広く効果があり、シミを自然に肌色になじませます。
美白に効果が高いビタミンCは、とても壊れやすく不安定な物質です。ですから、ビタミンCを肌の奥まで届くよう安定化をして、使いやすくしたものをビタミンC誘導体といいます。ビタミンCにプラスアルファしたもので、それによって水溶性のもの、油溶性のもの、水にも油にもなじむものとタイプがあります。
ビタミンC誘導体は、肌に浸透してビタミンCに変化します。メラニンの生成を抑え、また黒色メラニンの淡色化を促進する働きがあります。最近は抗酸化作用も注目されていて、紫外線が発生させる活性酸素を除去して、日焼けや光老化を防ぐ働きもします。毛穴の角化と黒化を改善する働きもするので、毛穴の引き締めや黒ずみにも効果があります。
ビタミンC誘導体には、いくつかの種類があります。AA2G(グルコシド型C誘導体)、APM・APS(水溶性C誘導体)、APPS(両親和性C誘導体)、EPC(ビタミンC・E結合型誘導体)、VCIP(油溶性C誘導体)がそれに当たります。それぞれに効果が異なりますが、美白の効果が高いことには共通しています。
2005年に認可され、2006年3月に初めて製品化マグノリグナンは、新しい美白成分です。
モクレン科のホオノキなどに含まれるポリフェノールに似た化合物を合わせて開発したもので、メラニンの生成に働きかけるチロシナーゼ酵素の生成を防ぎ、メラニンの生成を防ぎます。アルブチンやビタミンCよりも、安定性に優れており、他の美白成分と組み合わせて使うこともできるため、より高い美白効果が期待できます。
モクレン科の樹皮に多く含まれている天然由来成分を使用していて、安全性の高さも高い支持の裏づけです。リピーター現象も多く発生しています。6ヶ月の使用テストで、肝斑などのシミに対し、86%の効果があったという実績もあります。
リノール酸Sは、紅花油から抽出したリノール酸を酵素処理してリポソーム化して作られた美白成分です。メラニンの生成に働きかけるチロシナーゼ酵素に作用して、メラニンの生成を抑えます。
リノール酸Sの浸透性は極めて高く、メラニンの生成がされる部分にしっかりと届くため高い効果を得ることができます。
6ヶ月の臨床テストにおいて、目の周りや頬などに左右対称にできるシミ(肝斑)が88.2%の割合で改善した実例があります。
ルシノールは、以前は医師が治療にのみ使用していたハイドロキノンという強力な美白成分に類似した構造をもつ美白成分です。効果は高くても、肌の細胞に悪影響もあるハイドロキノンと同程度の効果を持ちながら、細胞への悪影響ははるかに低いのが特徴です。
メラニンをつくるチロシナーゼ酵素の働きを抑えるため、メラニンが過剰にできるのを防ぎ、肌を美白に向わせます。
肌への浸透度がよく、安定性が高い。と化粧品に配合するのに適した美白成分です。皮膚科医の評価も高く、治療にも使われています。